フリー保育士はなおさら難しい!子どもへの適切な叱り方とは?
保育士として、とくに新人保育士さんは子どもに対してどのように𠮟るべきか悩んだことがないなんて人はいないのではないでしょうか?
思いっきり新人の私もよ~く悩みます。
そしてフリー保育士という立場になると悩みが1つプラスされるのだということを私は最近実感しているのです。
なぜなら担任の先生という存在を無視することはできないからです。
フリー保育士と担任の『叱る』ラインは異なります。
叱り方も当然異なりますよね。
『叱る』という重要な場面においてフリーであり、新人である私の色を強く出すわけにもいかず...
ただでさえ難しい『叱る』という行為を担任に寄せていく必要も出てくるのかななんて考えてたりします。考えすぎですか?
新人フリー保育士が悩んだ事例
例えば1歳の子がしょっちゅうお茶をこぼす場面。こぼしたお茶でパシャパシャ楽しそうに遊んでいるので、好奇心からお茶をこぼす行為をしてるのかなと私は思ってます。
私は、
「パシャパシャは楽しいけどね。お茶はゴクゴクするのよ。ジャーされたら困っちゃうな。やめようね。」
程度で終わらせてしまいました。
それに対して担任の先生は、
「◯◯君!だめ!いつもお茶はこぼさないって言ってる!もう何回目なの?」
「お洋服もびしょびしょ!気持ち悪くなっちゃうよ!」
と、結構強めに言いながらテーブルから離れたところまで子どもを連れていって置いてくるという対応。すぐ戻れる場所ではあったんですが子どもギャン泣き。
担任の先生からしたら私のやり方ってめっちゃ甘いやん。甘やかすなよって思われてるのかな?って悩むんです。
担任は叱らないのにフリーが叱りすぎでもよくないでしょうしね。
『叱る』場面でフリー保育士として気をつけてること
今のところですが、担任が叱っているとき、私が叱る必要がありそうなとき、全ての場面において以下のことに気を付けています。
①担任が叱ることで子どもに何を伝えたいのか理解する。
今回の場合は、担任はお茶をこぼして遊ぶのは絶対にやめてほしいと伝えたいんだなと思いました。お茶に限らず、食べ物を大切にして味わって食べてほしいという担任の気持ちが食事の時間の会話や叱る内容でとても伝わってくるのです。その考えもよーくわかるし大切ですよね。勉強になります。
私は「食事は楽しいが第一」主義だったのでその辺で温度差があったのかもしれません。
②同じことが起きたとき担任が伝えたいことを自分なりのやり方で子どもに伝える。
私は強く怒鳴ることはできません。
怒鳴るの疲れるし、怒鳴ることに意味を感じないから。だからここは私なりの方法でやります。
今回のケースだと、
「お茶はゴクゴクするもの」
「ジャーして遊びません」
「次は気をつけようね。一緒にテーブルふこう!」
くらいですかね。
(考えた割には最初とさほど変化してないなんて言わないで!)
淡々と声のトーンを下げて言う感じです。
怖くない?そもそも怖くないといけないの?
この話はまた別の機会に…
③担任が叱りそうな出来事を把握し、事前に防げるよう声かけをする。
今回で言うと、お茶をこぼすこと。
お茶を渡す前に一言「お茶はじゃーしないで全部ごくごくしよね」と声掛けをするようにします。
まとめ:新人×フリー保育士×叱る場面=様々な保育観を知るチャンス
フリー保育士の立場から『叱る』という場面について書いてみました。
子どものことも担任の思いも理解した上で自分なりにできることをしたいのです。
色んな先生の叱り方や叱る内容は、新人である私にとっては全て学びであり、考えるチャンスを与えてくれます。『𠮟る』って難しいけど、大切で奥深いですね。
精進していきたいものです...