子どもがどうしても歩きたがらないから抱っこした!
でもやっぱり歩いてほしい。
今回は保育園でのお散歩や移動でそんな状況になったときに私がよくやっている声かけをご紹介します!
「歩かないならずっと抱っこ」でいいのか?
私はすぐに抱っこをしてしまうほうですが、保育園の散歩や移動で1人の子どもをずっと抱っこしてるわけにはいきません。
やはり不公平になってしまうし、抱っこしてしまうと他の子を守れないからです。
それに歩くって子どもの身体と心の成長には欠かせないものです。
体力もつくし、交通ルールも覚えられるし、自然を感じられるし…
いいことづくし!
ずっと抱っこしていると、そんな素晴らしい"歩く"ことの効果を得る機会を奪ってしまいますよね。
ずっと抱っこ!というのも違う。
だからといって怒鳴って歩くことを強要するのも違う。
なので私はその間を目標にしています!
まずは子どもの歩きたくない気持ちを受け止める。
必要であれば抱っこして気持ちを受け止める。
時間的に仕方ないときも抱っこする。
怒鳴らない。焦らない。否定しない。
そのためには抱っこもOK。
この部分が前回の記事の内容です。
そして抱っこしたあと、子どもが自分から歩こうと思えるように声をかけていく。
その日がなんとかなればOKなのではなく、次の歩く機会に繋げられるようにする。
今回はこの声かけ部分について詳しく書きます。
歩く声かけ①順番に頑張ろう作戦
私が色々試した中で色んな子に1番効果のあったのが「順番に頑張ろう作戦」です。
「先生も疲れちゃったからあそこの青い看板まで行ったら〇〇ちゃん先生のこと引っ張ってくれない?」
と言います。
大人だって抱っこしてれば疲れますからね。それを素直に子どもに言っちゃいます!
最初にちゃんと抱っこして歩きたくない気持ちを受け止めておくと、意外と子どもたちは大人を助けるために歩きだしてくれるのです。
これでそのまま歩いてくれれば最高ですが、そう簡単にもいきません。
また「もう歩けない~」となったりもします。
そこで、
「〇〇ちゃんが引っ張ってくれたから先生は元気でてきたよ!次の信号まで行ったら先生が頑張って抱っこするから〇〇ちゃんは信号まで先生のこと引っ張ってください」
と言います。
こんな感じで抱っこしたり、歩いたりを短い距離で繰り返します。
お互いに疲れてるから少しずつ頑張りましょう!という雰囲気を二人で作るのです。
子どもが歩いているときは歌を歌ったり、お話をして盛り上がるようにしたり、少しでも楽しくなるようにするのがベスト!
そんなことを繰り返しているといつの間にか「歩けない~」と言わずに歩くようになることがとても多いです。
そして無事ゴールした後も大切です。
「一緒に頑張ったね~。疲れたけど楽しかったね。困ったときはまた協力し合おうね!」という声掛けや表情、スキンシップで「歩く」ということに対してプラスの感情を持って終わらせます。
歩く声かけ②〇〇探しゲーム作戦
「〇〇探しゲーム」は王道ですが子どもたちはみんな大好きです。
私は「オレンジ色ど~こだ?」と色探しゲームにすることが多いです。
その他にも形や数字、乗り物にしても楽しいですよ!
あえて子ども目線のところにしかないようなものを「〇〇ど~こだ?」と問題に出します。
すると抱っこされている子ではなく、歩いている子のほうがすぐに見つけます。
これを繰り返していると、「おろして」と子どものほうから言ってくることがよくあります。
そして周りの子と一緒に楽しみ始めるとそこからは歩いてくれることが多いです。
あれ?疲れてたんじゃなかったの?と言うくらい元気に歩く子もいます。
ちなみに少しずつ探すものがネタ切れしてくるんですよ。
なので私は最後は「金色ど~こだ?」でしめくくることが多いです。
なかなか見つからないので、
「次のお散歩のときにまた探そうね!」と次につなげておきます。
まとめ:歩くことが好きになるような声かけをしていこう!
イヤイヤ期真っ只中の子や体力のない子と歩くなかなか大変です。
なぜ歩きたくないのか?
どんな声かけなら前向きに歩く気持ちになれるのか?
日々の子どもとの関わりの中でヒントを探しながら、アレコレ試してみましょう!