nanaのパート保育士ライフ

アラフォーパート保育士が保育の楽しさや悩みを書いていきます!!

元問題児に聞いた問題児の考え方

問題児の本音が知りたい

なーんて思ったことはありませんか?

保育園に数人は必ずいます。

 

先生の話を聞かず、

友達に手が出やすく、

みんなが困るいたずらばかりする、

いわゆる問題児と呼ばれるような子たち…

 

問題児と関わる大人は色々悩み、問題児の心の中を覗いてみたいと一度は思うのではないでしょうか?

 

実はうちの長男がドンピシャこのタイプの結構な問題児でしてね。

本当に保育園、幼稚園の先生には迷惑をかけたと思います。

面談では、

「すぐに喧嘩する」

「我が強い」

「じっとしてられない」

あたりを毎回言われておりました。

とにかくやんちゃがすぎるタイプの子でした。

 

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長男は勉強はそこそこ好きだったため、小学生になった時点で授業妨害のような問題はゼロだったのですが、友達との口喧嘩はよくありました。

そんな長男も現在小6になり、だいぶ落ち着きました!

本人にも小4あたりから落ち着いた自覚があるようです。

 

そんな元問題児の長男!

なんと小さな頃の気持ちを覚えているというではありませんか!

というよりも今も同じ気持ちだけど抑えることができるようになっただけらしいです。

 

先生に怒られてたときの気持ち、

悪さしてたときの気持ち、

聞いてみようではありませんか!

 

保育園や小学校で問題児と関わっている先生方、

子どもの問題行動に頭を抱えているお父さん、お母さん、

ぜひ参考にしてみてください。

 

問題児が怒られてるときに考えてること

怖い気持ちはほぼゼロ

なぜならしょっちゅう怒られてるから慣れている。

早く終わらないかなぁって考えてるだけで内容はほぼ聞いてない。

早く終わらせるためにあえて怖がってる風にしてることもしょっちゅうだったとか。

大人は子どもが怖がらないと余計うるさくなるから怖いって思ってる感じを出したほうが早く終わるとわかってたらしい。

 

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長男、おそらく3歳くらいからその辺わかってます。

私が怒ってるときも演じてる様子ありましたからね。

問題児は数々の経験によりその辺はお見通しです。

 

怒るときの声をチェックしてる

小さな頃からよく色んな先生の怒り方について喋ってました。

 

声がデカい。

声が高くてキーキーうるさい。

早口でベラベラ喋ってる。

なんかずっと1人で喋ってる。

机どーんって叩いてた。うるさい。

 

この辺りの先生は一発でアウト。

速攻でお耳シャットダウン機能が作動。

こういうのを聞くと怖がらせようとしてるんだなぁと思ってイライラするし、逆に絶対怖いと思わない!と反発心すら生まれるとのこと。

 

じゃあどう注意されれば嫌じゃないの?と聞いてみました。

 

「普通に話せばいいのにって思う。そしたら聞きはするよ。反省するかはわからないけど。」

だそうです。

なんか腹立つけどわからなくもない意見です。

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問題児が悪さしてるときに考えてること 

悪いということはわかってる、でも衝動には勝てない!

怒られる覚悟もある、これができるなら怒られてもいいとすら思っている。

そして「みんなと同じ」に魅力を感じない。

何か違うことをしているのがかっこいいとすら思っている。

 

そんな気持ちがベースにあるから急に何かを思いつくとやらないと気が済まない。

長男に「お母さんに怒られたことで1番覚えてること、これは悪かったなと思ってることは何?」と聞いてみました。

 

「1番はDVDの外側についてるビニールをとってトイレに流してトイレつまらせたこと。あれはさすがに悪かったなと思った。トイレつまるのは想像以上に大変だったから。」

だそうです。

トイレの水が流れるのが面白くて何でも流れるのか気になり、怒られそうだけどいいやと思ってやったらしいです。ちなみに4歳くらいの出来事です。

 

友達に手を出してたことについても聞いてみました。

「自分の中で正当な理由があったし、言ってもわからない相手や、強い相手にしか手を出してないからそこに関してはそんなに悪いと思ってない。」

とのこと。ひぇ~~!!

 

「よくやったらやり返されるよって言う先生がいるけど、『そうでしょうね。でも別にいいですよって思ってる。』

俺もやられたらやり返すし。

やったらやり返されるよって言うくせに、やり返した側にはどんなことされてもやり返したらダメって言うのもワケがわからない。」

とのこと。ひぇ~~!!

矛盾ついてくる~~!

 

問題児が悪さをやめようと思うきっかけ

「やりすぎるとみんなに嫌われる」

「嫌われすぎるとやりたいことができない」

「嫌われすぎると発言権がなくなる」

そんなことにふと自分で気づいたようです。

これが小学3,4年の頃。

 

それまでは

嫌われたって構わない。

1人でも平気。

だからやりたいことやる。

という思いが大部分を占めていたようです。

 

でもドッヂボールや鬼ごっこは1人じゃできない、何かを決める際に嫌われ者の意見は採用されないということに気づき、何でも自分のやりたいことをやるのは逆に自分にとって不利になるからやめようと思ったとのこと。

そこで他人には迷惑をかけない範囲でやりたいことをやるという方針に変更したそうです。

元問題児が語る!問題児の危険行動の抑え方  

すばり!黙って危険な行動を体で静止する。

それだけだそうです。

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静止できたら少し時間を置く。

感情が昂ってるときは余計なことはしない、言わない。見張るのみ。

少し落ち着いたら、普通の声で注意事項を伝えてすぐ終わらせる。

それを繰り返すのみだそうです。

「今のは危ない!」の一言くらいしか頭には入らないからそれだけで良いとのこと。

 

まとめ:子ども×問題行動=成長とともに自分でコントロールできるようになる

小さなころの長男は自由奔放で衝動性が強く、何を考えているのかわからなくていつも困っていました。

ですが、衝動性は年齢とともに心が成長することで必ず落ち着きます。

少しずつ周りに意識が向けられるようになってくるのです。

家族や先生との関わりよりも友達との関わりが強くなってくるからでしょう。

悪いことばかりされると腹が立ちますが、感情的に怒鳴らず、子どもの自己肯定感を下げないようにすることが心の成長を早める近道なのかなと今では思います。