こんにちは。独学で保育士資格を取得し、アラフォーで保育士デビューをしたnanaです。保育歴2年の現役パート保育士が、職場でのリアルな体験を元にブログ記事を書いています。
- パート保育士はどこまで自分発信で仕事をするべきかわからない。
- どのクラスに入っても担任の顔色をうかがう必要があって難しい。
パート保育士ってあくまでもサポートする立場なので、自分の考えを強く表に出すことはできませんよね。
常に担任の顔色をうかがいながら保育をしていると、自分の対応に自信が持てなくなってきませんか?
この記事では、担任との保育観の違いに悩んだ私の経験を元に、担任に合わせながらも自信を持って楽しく子どもと接する方法を解説していきます!
- パート保育士が担任との保育観の違いで気まずくなる瞬間
- 担任と保育観が違うときのパート保育士流の乗り越え方
パート保育士の実体験!担任との保育観の違いが原因で気まずくなった瞬間
日々の仕事で担任の補助に入っているパート保育士の私が、担任と考え方が違って気まずかった瞬間をご紹介します。
①甘えの受け入れ方
子どもが靴下を持って「先生、靴下はかせてー」とかわいく甘えてやってきたとき。
私はやってあげるんです。
靴下を自分ではける子だとわかっていても「いいよー」と言ってお手伝いします。
甘えてくる時の状況にもよりますが、子どもから甘えてきたのなら基本は受け入れてあげたいと私は思っているからです。
そんなときに、
「自分でできるでしょ!甘えないの!」
と、担任に言われることがあります。
こんな時は私が怒られている気がしてとっっても気まずいです。
②子どもの叱り方
ご飯を食べるのが大変だった1歳の男の子。
次のような姿が見られました。
・遊び食べが激しい
・食べ物をぐちゃぐちゃに混ぜて食べる
・スープの中にご飯もおかずもぶち込む
私は、
「いっぱい混ぜてるね。1つずつ食べるのもおいしいよ!」
と伝えました。
私は食事に対して次のような考え方だったからです。
・1歳という年齢的に遊び食べするのは仕方ない。
・意欲的に楽しんで食べてるならとりあえずOK。
・1つずつ味わって食べてほしい気持ちもあるのでそれは根気強く伝えていくべき。
ですが、私の対応を聞いた担任がすぐに近寄ってきて子どもの食事を止め、
「混ぜ混ぜはしないの!」
と、かなり強めに叱っていました。
担任は私なんかより食事のマナーを大切にしたいという考え方だったんでしょうね。
こういう時、
「nana先生って甘すぎる!」
って思われてるだろうなぁと気まずくなります。
③脅し言葉
「一緒に帰らないと公園に置いてくよ~」
「そんなことやっていると鬼がくるよ!」
「警察につかまっちゃうからね」
脅し言葉を使う人は結構多いです。
やっぱり手っ取り早く子どもを動かせるんですよね。
歌や掛け声などは積極的に盛り上げるようにしていますが、脅し言葉は一緒になって言いたくないなと思ってしまいます。
でも「あれ!nana先生!あそこに鬼きてません?」などとフラれると、のるしかなくなるんですよね…
担任と保育観が違う時の乗り越え方
複数担任の担任同士が保育観が違って悩んでいるときと、担任とパート保育士が保育観の違いで悩んでいるときって同じ悩みでも解決方法が少し違う気がします。
それは、パート保育士はあくまでも担任のサポートであってメインで動く立場ではないからですね。
パート保育士として、考え方が違う担任とどのように保育をしていけばいいのか、私なりに考えた方法が次の4つです。
①担任に相談する
私はパートだから...
サポートする立場だから...
といって、何となく担任の対応の真似をしていると、子どもに自信を持って接することができないので子どもにも担任にも信頼してもらえません。
なので、まずは担任に相談です。
「やってーって言われてつい靴下履かせてしまったんですけど…ああいう時は自分でやってもらった方がいいですかね?」などと具体的に相談してしまいます。
すると、担任なりの意見や考えを教えてくれるはずです!
なんとなく担任の真似をするよりも、直接担任の意見を聞けた方が、保育がやりやすくなりますよ!
細かい対応を相談してみると意外と担任も悩んでいることが多く、2人で話し合うきっかけになったりします。
②担任の立場や考え方を理解する
やはりパート保育士より担任のほうが多くのものを背負っていますよね。
その分、上手くやらなきゃ!早くやらなきゃ!というプレッシャーがあるんだろうなと色んな担任と話していて感じます。
担任が背負ってるプレッシャーや性格をふまえた上で、どんな思いで保育をしているのか考えてみましょう。
歩み寄ろう、知ろうとする気持ちはチームで保育をするときに重要ですよ。
そして、あなたなりのやり方で担任に合わせていくようにしてみましょう。
③アクシデントは事前に防ぐ
私は次のような場面で保育観の違いを感じやすいです。
- 叱ったり、注意したりする場面
- しつけについての考え方
- 時間に余裕がないときの対応
パート保育士は子ども全体を誘導するような仕事が少ない分、一人ひとりをじっくり観察することができます。
その日の1日のスケジュールや子どもの様子をよく見て、先の行動を予測し、アクシデントが起きそうだなとアンテナをはった上で行動するのが重要です!
④割り切る
パート保育士は担任を補助する立場です。
なので自分の考えを押し付けるのはNG!
どうしても担任の考えが理解できないときは割り切って担任に合わせたほうがいいです。
担任の保育が明らかに不適切だなと思うときは園長や主任に相談してもいいかもしれませんね。
どの担任に対しても割り切ることばかりだなと思うのなら、そもそもあなたの保育観と保育園の方針が全く違うのかもしれません。
そんなときは、いつまでも悩みが解決することがないので転職を視野に入れたほうがいいですよ。
私は保育に関してはどちらかというとのびのび自由派ですが、最初に勤めた園は〇〇式を取り入れたスパルタ教育系保育園でした。
そりゃあ合うワケないよな...と思い、転職をしました。
まとめ:周りの保育士の保育観に歩み寄る。無理な時は割り切ることも大切!
パート保育士は仕事の特性上、どうしてもみんなの顔色をうかがわなければいけないところがありますよね。
辛いときもありますが、色んな保育を学べるチャンスもたくさんあります。
自分とは違う経験をして、自分とは違う立場で働く人の考えに触れながら、子どもにも保育士にも寄り添えるようになりたいですね!