楽しさいっぱい!危険もいっぱい!保育園児の自由時間
私は自由に子どもと遊ぶ時間が大好きです。
で、す、が、
子どもたちが自由に活動できる時間ほど保育士の「周りを見る力」と「個を深く見る力」が試されます。私を含む新人保育士はどうしても「個を深く見る力」に重きを置いてしまう傾向にあるかと思います。
そして、「もっと周りを見て」と言われるのです。
この漠然とした一言!実に理解が難しい!個を見つつ周りを見る方法とは????
新人保育士が最初から完璧にやろうとしても無駄なのは百も承知ですが、新人保育士でも気をつけることができるポイントを具体的に教えて欲しいと思ってしまいます。
今回はそんなことを常々思っている保育歴2年目のほぼ新人な私が分析した「周りが見れるようになる方法」を書いてみたいと思います。
まずは優先的に見るべきポイントを知るところから
周りを見るといってもずっと周辺を平均的に見てるのは新人保育士にとってはしんどいです。
「これって見れてるの?」と不安になりますよね。
そんな時はある程度危険を予測して、そこに重点的に視線を持っていくようにするとやりやすいです!
手が出やすい子が友達と近くにいれば何かが起きやすいですし、好奇心旺盛ですぐに走って行く子が公園の出入り口に近付こうとしてたらかなり怪しいのは一目瞭然!
危険が起こりやすい場所も普段からリサーチしておき、よく視線をやるようにします。
こんな風にその子がどんな子か知っていたり、気をつけたほうがいい場所を知っていたりすると「周りをよく見る」ときのヒントになります。
漠然とただ見るよりはポイントがあったほうが新人保育士にとってはやりやすいですよね?
新人保育士は子どもの情報も少なければ、保育園内や保育園周辺の危険箇所についての情報も少ないです。だから余計に周りを見るのが難しいのかな?と私は分析しています。
だとしたら、なるべく早く情報を仕入れるのが吉です!
自分で意識して探しつつも、先輩保育士に聞いてみるのが1番早いので丁寧に教えてくれそうな先輩を見つけましょ!
私はすぐにその子の家庭の事情や兄弟関係、友達関係、その先生がそれぞれの子どもに抱いている印象を聞き出します!笑
めちゃくちゃ参考になるし、先生たちと仲良くなれます。
新人保育士はどんな風に動くべき?子どもと遊びつつ周りを見れるようになるまで
優先的に見るポイントを知ったあとはいよいよ周り全てを見る特訓です。
子ども一人一人と関わりながら、周りを見るにはどうすればいいのか?
新人保育士の私が気をつけていることを具体的に言葉にしてまとめてみたいと思います。
個人的に全体を見るのが一番難しい公園遊びの場面を例としてい書いていますが室内でも同じです。
①散らばりの外側へ移動
最初は1人の保育士が公園で遊ぶ時のお約束を子どもたちに伝えるのがお決まりです。
お約束の後、「では、どうぞ」となった瞬間に一ヶ所に集合していた子どもたちはわーーっと散らばります。
子どもたちがいる場所を丸で囲む感覚で見ていると、あっという間にその丸が大きくなっていきます。なので後ろ歩きで丸の外側に行くようなイメージで移動するところから始まります。
背中側に子どもはいないようにすることです。
まずは常に全体が見える位置をキープして今日の動きを様子見!
②遊びつつも人数確認するのを習慣化する
子どもが寄ってきたら近くにあるもので遊びます。
まずは自分の周辺にいる子の人数を確実に把握するところから始めます。人数チェックを習慣にできるようにするためです!遠くにいる子もまずはチラチラでいいので見るようにします。
だいたい誰がどの辺で何をしているのかくらいは把握できるように意識してます。
私は全員の連絡帳を書くつもりで見るようにしています。全員に対して何かしらのエピソードを書くには全員を見るしかないのです。もちろん「あーあの子のことあんまり見れてなかったな」とかはありますけどね。意識するところから始めようと思ってます。これは室内遊びでも同じです。
公園では全体の人数も確認したいところですが、まずはチラチラ見ることができるようになればいいと思います。チラチラ見る時は優先的に見るポイントから見るのがおすすめです。最終目標は常に全体の人数を確認しつつ子どもと遊ぶ状態です!
③他の保育士の位置確認
子どもと遊んでいるとすぐに移動せざるを得ません。
移動するときは他の保育士がどこにいるかを必ずチェック!もちろん自分の背後に子どもがいるかもチェック!子どもが移動したい場所に他の保育士がいたら、その保育士にさりげなく子どもを任せて私は別の手薄な場所へ行くこともあります。
反対もよくあります。「今遊んでいて移動できないな。どうしよう」と思っていると、他の保育士がさりげなく移動してくれていたりするのです。
保育士同士が連携して、保育士がまんべんなく配置されてる状態を作り上げているので、自分もその仲間に入るつもりで保育士の位置を確認するといいかもしれません。
まとめ:新人保育士×周りを見る=「情報」と「他の保育士との連携」を大切にする
「もっと周りを見て行動して」なんて言われてしまうと新人保育士は悩みます。
その結果、変に周りを気にしすぎて自分の近くで起きている争いに気付けないなんてことも私は経験済みです。私は一体何をしていたんだろう?と落ち込みました。
そんな時は一度落ち着いて、まずは子ども一人ひとりについてよく理解すること。
優先的に見るべきポイントを知って、そこを見逃さないようにすることから始めるのがおすすめです。
そして他の保育士にも助けてもらいながら、保育士同士で連携して周りを見るやり方を少しずつ習得していけば早めに周りを見れる保育士になれるのでは?というのが今の所の私の分析結果です!
諦めずに日々特訓して、その結果をまたブログに書きたいと思います。