nanaのパート保育士ライフ

アラフォーパート保育士が保育の楽しさや悩みを書いていきます!!

子どものイヤイヤ期と向き合う方法

イヤイヤ期の子にイライラせずに対応するには?

 

現在、保育園でイヤイヤ期真っ最中の子どもたちと関わることが多いです!

個人的にイヤイヤ期の子は…

結構好きだったりします!!

こんなに全力で、こんなにやだーって叫んで反発して、結構頑張るなぁと思いながら見ていると可愛くて面白くて(もちろん我が子となるとそんな余裕もなく腹立つことも多かったです)。 

 

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子どものイヤイヤ期って保護者も保育士も色んな悩みを抱えます。

 

何でも受け入れるとわがままになるのでは?

放置したら愛情不足になるのでは?

どれくらい話を聞いてあげればいいの?

叱っても聞いてくれないけどどうしたらいい?

イライラしてしまうけどどうしたらいい?

とにかくお手上げー!

 

悩みがゼロになることはないと思いますが、そんな中でイヤイヤ期の子どもと上手く付き合う

コツは、

 

「子どもの思いを聞く」

「大人の思いを伝える」

 

が対等になればよし!という考えを持つことではないかと考えてます。

どちらかに偏るのはNGです。偏るとどちらかにストレスがたまっていつか爆発するからです。

大人が我慢すればいいってものでもないのです。

 

これはイヤイヤ期の子に限らず、どの年代の子どもとの関係…いや、何なら全ての人間関係に言えることかもしれません。このバランスが良い状態が良い人間関係だと私は思っています。

子どもだろうが大人だろうが関係ありませんね。

 

ということで、

今回はイヤイヤ期の子の思いを聞きつつ、大人の思いも伝えていく方法をいくつか書いてみたいと思います!

大人がやってほしいことを子どもがやりたくない!とイヤイヤするパターンについてのお話です。

 

イヤイヤ期を乗り切る4つのステップ

全てにおいてイヤイヤする子どもたちと物事を進めていくために、私の中である程度の決まった流れがあるなと最近気づきました。今回はその流れをまとめてみます!

 

ステップ1:選んでもらう

これはよく聞く人も多いのではないでしょうか?イヤイヤ期の鉄板ですね。

「右と左、どっちからはく?」

「ズボンとTシャツどっちから着る?」

「どこの水道で手洗う?」

「ご飯とスープどっちから食べる?」

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選んでもらうことで子どもの思いを受け入れながら、選択肢は大人が用意して大人の思いも伝える方法です。

小さなイヤイヤくらいだと選んでもらうことでスムーズにいくことが多いです。

 

ステップ2:楽しい出来事にする

選択肢全てがイヤーとなってしまうときは、全く別の楽しいことをしていたいときが多いです。そんなときは大人が子どもにやってほしいことを楽しいことにしてしまいます!

 

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楽しいことがしたいという子どもの思いを受け入れながら、大人の思いを楽しいことにして伝える方法です。

子どもにハマる「楽しい」を大人が演出できると、ここで解決することが多いです。

そんなこと言ってもね…まだまだ、強者なイヤイヤさんはたくさんいますよ!

 

ステップ3:気をそらす

楽しいことになんかつられないイヤイヤさんは、だいたい「イヤー」と大興奮してたり、拗ねてたり…

そんなときは全く関係のない話をして一度イヤイヤモードをリセットします。

 

個人的には、とにかくイヤーってなってる子ども自体がイヤイヤをどのタイミングで終わらせたらいいのか、一体何がイヤなのかわからなくなっているのかな?と思うのです。本当はもう「イヤー」は終わらせてもいいけど、ここまで騒いで終わらせるのも気まずいという気持ちです。大人にもそんな時ありますよね?

 

そんな気持ちだと仮定すると、子どもの思いを聞くということは、イヤモードを終わらせるきっかけを作ってあげることだと思うのです。

その方法が気をそらしてあげるということになります。びっくりするくらいケロッと泣き止むことが多いです。

 

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イヤモードを一度リセットしたらステップ1からやり直しです。またイヤイヤになる子もたくさんいますが、最初のイヤイヤよりは弱くなっていたり様子が違ったイヤイヤになっていたりします!ステップ1がダメでもステップ2は有効になりやすいです。

 

 

ステップ4:強行手段に出て抱きしめる

何してもイヤイヤ止まらないし!時間ないし!みたいなことあります!笑

ここまで書いといて説得力なくてすみません。でも魔法でも何でもないので100%上手くいくことはないのです。

1番気になるのはこのような状況のときの対応ですよね。工夫したってダメなときの対応です。

私は強行手段に出ます!でも怒りません。

「ごめんね!本当に嫌なんだよね。でもどうしてもやらないといけないの。時間もないからやっちゃうよ!」で、ガバっとやっちゃいます。それが子どものためならば仕方ないです。泣いても暴れてもやるしかないことってありますから。

無理矢理大人の思いを実行にうつした後はギュッとしながら「どうしても必要だったから無理矢理やってしまったけど、嫌だったんだよね。」と言いながら今度は子どもの嫌だったという気持ちに向き合います。

 

まとめ:子どものイヤイヤ期×大人の対応=対等な立ち位置で関わる

イヤイヤ期の子って理性より圧倒的に本能が勝つので正論でダラダラ叱ってもほとんど伝わっていません。子どもは叱られている最中も次の楽しいことを考えています。

なので時間をかけて言い聞かせようとするより本能的に選んでもらえるような働きを考えたほうが楽しいです!工夫しながら大人の思いもきちんと伝えていけばいいのです。

イヤイヤ期は難しく大変な時期ですが、そんな時だからこそ、子どもと良い人間関係を作るチャンスでもあります。一人ひとりをよく見て、知って、丁寧に接していきたいものです。